〈1999・11・7 コクド-西武鉄道
《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
コクド |
1 |
0 |
0 | |
1 |
SHOOT |
9 |
11 |
17 | |
37 |
西武 |
2 |
0 |
0 | |
2 |
SHOOT |
12 |
9 |
12 | |
33 |
GK コクド 1岩崎
西武 70芋生
<得点経過>
1P. 5:27 西武 47樺山(アシスト 21高橋 22小林)
1P. 10:36 西武 28大川(アシスト 47樺山 21高橋)
<パワープレーゴール>
1P. 18:51 コクド 16坂井(アシスト 11川口 44タッカー)
ゲームベストプレイヤー 西武 樺山
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
やはり西武は手強かった。
第1ピリオド5:27、コクドのGK岩崎がいったんつかんだパック
は、グローブから落ちてラインを越えた。常に冷静なプレーで勝負
強さを発揮する、樺山のゴールだった。
西武の気迫で入ったようなこの先制点が、この試合を象徴してい
る。前日の敗戦で火がついた西武の闘志が氷上に漂い、コクドは受
け身になりがちに見えた。
試合開始早々から西武は積極的に攻めた。ゴール裏での藤田の動
きの良さが光っていた。先制ゴールの後、西武は更に第1ピリオド
10:36、パワープレーゴールを確実に決める。しかしコクドも第1
ピリオド終了直前、タッカー、川口のアシストによる坂井のゴール
でなんとか1点を返した。
第2ピリオド、3:14からのコクドのパワープレーで、鈴木―タ
ッカー―坂井と渡ったパックは、きれいな軌跡を描いてゴールポス
トに当たった。西武の気迫の前に、運も西武に傾いているようだ。
ぶつかり合いのなか、16:38頃にはコクドの中島谷にパックが当た
り、倒れるハプニングもあった。
押され気味のコクドにあって、一人気を吐いていたのが川口だ
った。結局唯一となった得点のアシストをしたばかりでなく、第
3ピリオド16:00頃には、一人でパックを持ち込んでチャンスを
つくり、シュートを放つ場面があった。惜しくも好調の芋生に止め
られたが、好不調の波がなく、チームが劣勢のときに活躍できる
能力は、DFとして貴重なものであろう。
西武のGK芋生は、素晴らしい出来だった。持ち味の機敏な動き
で、コクドが放つシュートを弾き返し続ける。芋生の出来がもう少
し並に近いものであれば、結局2-1のままのスコアで西武が勝利
をおさめたこの勝負の帰趨は変わっていたのではないだろうか。
今シーズンも、コクド-西武戦は熱い。
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