〈1999・11・6  コクド-西武鉄道

《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉

1

2

3

延長

TOTAL

コクド

0

0

3

3

SHOOT

10

8

11

29

西武

0

0

0

0

SHOOT

8

17

6

31
 GK  コクド  1岩崎      西武  70芋生      <得点経過> 3P. 2:51 コクド  75ユール(アシスト 41二瓶) 3P. 9:40 コクド  44タッカー(アシスト 16坂井) 3P. 19:40 コクド 23伊賀(アシスト 71桑原 30八幡) <エンプティネット>   ゲームベストプレイヤー コクド 岩崎                                                        ※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
             第3ピリオド19:27、2点差を追う西武がタイムアウトを取った。
            コクドのゴ―ル前にパックが立っている。後33秒、このパックはど
            う動くのか。
             昨季は、力のぶつかり合いからともすると荒れた展開になりがち
            だったコクド―西武戦。今年初めての対戦は、しかしクリーンな好
            ゲームとなった。
             緊迫感が漂う中フェイス・オフ。全てのプレーが速い。第1ピリ
            オド5:30頃には岩崎、6:30頃には芋生が好セーブを見せて始まっ
            た試合は、日本代表ゴーリーどうしのセーブ合戦の様相を見せる。
            特に岩崎は出色の出来。ベンチマイナーペナルティ(メンバーオー
            バー)による、第2ピリオド6:30からのキルプレーの危機を救っ
            た好セーブの連発は圧巻だった。
             スケーターのほうは、両チームの第3セット―特にコクド・伊賀、
            西武・土田の間で激しい当たりが繰り返された。
             両軍無得点の息詰まるような展開で迎えた第3ピリオド。遂に失
            点したのは芋生だった。コクド・二瓶のアシストで、ユールがゴー
            ルを決める。芋生は緊張の糸が切れたのか、9:40にも、タッカー
            の長いゴールを許してしまう。
             試合終了直前、19:27からのタイムアウトの後、西武は芋生を上
            げて6人攻撃をかける。作戦は裏目に出、パックはこの日体を張っ
            て戦っていた伊賀によって空のゴールに叩きこまれた。
            



            ★ルーキー・内山朋彦
             練習中に転んで負傷、10月30日の王子戦からベンチを外れている。
            初めての西武戦は、スケートを履かずに見ることになった。
             怪我の治り具合について聞くと、「もう大丈夫です、良くなりま
            した」という答えが返ってきた。怪我したのはフェンスにぶつけた
            肩。まだ力が入らず、練習でも滑るだけ、ということだった。回復
            には「もうちょっと」かかるようである。
             10月20日の対クレインズ戦(釧路)では、自身2得点目となるゴ
            ールを決め、嬉しそうな笑顔を見せていた。「同点ゴールだったん
            で…」この試合は11月6日の時点ではコクドの唯一の負け試合だが、
            第2ピリオド4:46、一人で持ちこんだゴールは、第1ピリオド10
            分の時点では3-0とリードされたスコアを3-3のタイに戻す得点
            だった。       
             対西武戦についての感想は「いいと思います」と一言。調子を上
            げていただけに、またコクドの豊富なFW陣が出揃ってきているだ
            けに怪我は残念だ。しかし、白熱したゲームに、ベンチの外からで
            も学ぶことは多かったのではないだろうか。
            
            
           
             
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