〈1999・10・31 コクド-王子製紙
《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
コクド |
2 |
1 |
1 |
1 |
5 |
SHOOT |
11 |
12 |
7 |
1 |
31 |
王子 |
1 |
0 |
3 |
0 |
4 |
SHOOT |
5 |
12 |
9 |
0 |
26 |
GK コクド 1岩崎
王子 66岩田
<得点経過>
1P. 5:50 王子 3杉沢(アシスト 24桜井)
1P. 6:28 コクド 7中島谷(アシスト 75ユール 23伊賀)
1P. 14:14 コクド 17佐曽谷(アシスト 9片山)
<パワープレーゴール>
2P. 4:20 コクド 77フォスター(ノーアシスト)
3P. 10:18 王子 17桝川(アシスト39中村 8菅原)
3P. 12:32 王子 21川平(アシスト11クラムスコイ 17桝川)
3P. 17:31 王子 31松浦(アシスト23山中 24桜井)
3P. 18:26 コクド 71桑原(アシスト30八幡)
OT. 00:29 コクド 16坂井(アシスト18鈴木)
ゲームベストプレイヤー コクド 坂井
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
ゴール前での美技、ボード際での熱いチェック。コクド‐王子の
対戦らしい好試合が展開された。
第1ピリオド5:50、先制したのは王子だったが、直後にコクド
も同点ゴール。12:39、コクドのユールのシュートは決定的に見え
たが、王子のGK岩田に止められた。
このピリオドの明暗を分けたのはパワープレーだった。コクドは
14:14、好調の佐曽谷がパワープレーゴールを決める。一方王子は、
コクドのゴール前の激しい攻防で得た17:16からのパワープレーの
チャンスを生かせなかった。第1ピリオド、終始勢いはコクドにあ
った。
第2ピリオド、試合は激しさを増す。4:20、コクドはフォスタ
ーの個人技でリードを2点に広げたが、王子の攻撃の勢いは目に見
えて強まった。内容的には五分五分の第2ピリオドの終了直前、王
子のセンター・岩田があお向けに倒れて動かなくなった。技を尽く
しての試合に熱くなっていたアリーナが静まり返ったのは、この瞬
間だけだった。今シーズンは活躍を期待されているだけに、担架で
運び出された岩田の容態が心配される。
岩田を欠いた王子だが、第3ピリオドは猛攻を見せる。ゴール前
でしつこく粘り、巧みにパックをまわしてコクドを翻弄、立て続け
に3点を奪って遂に逆転。その勢いには凄まじいものがあった。
しかし、ここであっさりと負けないのがコクドである。王子の逆
転ゴールから1分経たないうちに、桑原がゴール。一転して窮地に
陥ったデフェンディングチャンピオンを救ったのは、やはり桑原・
八幡の連携プレーだった。
そして、コクドには勝負強いベテランがいる。昨季のプレイオフ
セミファイナル(対日本製紙クレインズ)、2連敗からやっと1勝
して迎えた第4戦。結局コクドは6-3で勝つのだが、そのうち5
得点したのが坂井だった。
大事なところで決められる、その頼もしさは変わっていなかった。
延長開始早々の0:29、坂井がゴールを決め、熱戦に決着をつけた。
まだシーズンは始まったばかりだ。しかし、この一戦は、今シー
ズンのベストマッチのひとつになるに違いない。
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