〈2005・11・26 アジアリーグアイスホッケー
《サントリー東伏見アイスアリーナ》 〉
日本製紙クレインズ3―コクド1
「 前回の試合に較べ、コクドには勢いが感じられ、先制点も挙げて
勝ちにつながりそうなムードがあった。しかし第3ピリオド、エン
プティネットゴールを含む3点を奪われ、クレインズの底力の前に
屈した。三連敗である。
★コクドFW・小原大輔
「かなり残念です」
小原は開口一番そう口にし、悔しさをにじませた。
「動きも良かったんですけど、3ピリ流れ変わりましたよね…何か」
―今日は勝てる雰囲気になっていたのでは
「ばっちりなってました…やっぱ、立て続けに2点バンバーンって
入っちゃったんで、気持ちもちょっとみんな切れちゃった」
これからどうしていきますか、と問うと、「そうですね」と考え
てから話し始めた。
「まあ、ちょっとしたミスでやっぱ失点とかにもつながって…選手
も主力二人(パーピック・内山)欠けても、このメンバーでやんな
きゃいけないのも決まってることなんで、あんまり悪い方向に考え
ないで、前向きに一人一人自覚持ってやるのがいいと思います」
責任が重くて大変ですね、と言うと小原は答えた。
「まだ結果出してないんで」
―流れとしては良くなってきているのでは
「流れはね。あと一歩なんですよねー…」
「頑張ります」
★クレインズGK・二瓶次郎
―最初の失点の後、何を考えましたか
「最初のゴールは、ループシュートのようなものだった。僕等側の
DFのスティックに当たって角度が変わったから、対応するのはほ
とんど不可能だったよ。でも、僕たちはまだゲームをコントロール
していたし、ほとんどの時間パックを持っていた」
―今日の自分のプレーについてはどう思いますか
「堅実にプレーして、とても気持ちが良かった。締まったプレーを
すれば、チームメートに勝利のチャンスを与えることが出来るけど、
今日の僕はそれが出来た」
―今日もクレインズは決してあきらめませんでしたね
「僕たちは働き続けて、ゴールを決められてもとにかく働き続けた。
第1ピリオドは真剣さが足りなかったけど、それは一時的なもので、
第3ピリオドにはそれを取り戻して前進し続けた。僕たちが自信に
あふれてプレーしたことを嬉しく思うし、僕たちにとってはとても
いい幕切れだった」
―あなたがいつも強いと言うコクドに、またも勝ちましたね
「最初の試合でも、二回目でも、全体的に僕等の方がいいチームだ
ったから、僕等は勝ちに値する。それに関しては疑いがない。僕等
は勝った。そしてそれにふさわしいチームだ」
「でも、コクドはいつもいいチームで、彼等を相手に決して楽に闘
うことは出来ない。次に対戦するときも、持っている全てのものを
尽くして闘う、それだけだ。コクドに対しては、力を抜けないよ」
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