〈2005・9・25 アジアリーグアイスホッケー オープニングゲームズ
《サントリー東伏見アイスアリーナ》 〉
13:00〜 王子製紙4―日光神戸アイスバックス1
日光から駆けつけたバックスファンの前で、バックスの今季最
初となるゴールを決めたのは、ショーン・ポディーンだった。しか
し、試合はパワープレーをきっちりと生かした王子が制した。
16:30〜 コクド2―日本製紙クレインズ2
好カードの期待に違わず、観客も選手も納得の好試合となった。
オーバータイムまでもつれこむ熱戦を演じた両チームは、今季も熾
烈な争いを繰り広げそうだ。
★コクドFW・内山朋彦
「お互いいいゲーム出来たんで、今日はいい試合になりました」
顔はまだ少し腫れていて痛みもあるというが、プレーには影響ない
という。
前日から、キルプレーに藤田と組んで出ている。この日も、試合
の流れを変えた第2ピリオドの藤田による鮮やかなショートハンド
ゴールのとき、内山も氷に乗っていたが「ああ、あれは僕のいいチ
ェックで…」守りでの陰の働きをしたようだ。
得点を量産して大ブレイクした昨季だが、今季は別の難しさがあ
るという。
「キルプレー、今年いっぱい使ってもらって、むっちゃ疲れますけ
ど、出られてるってことはいいこと」
キルプレーの守りは体力を消耗する。
「去年はほんと、パワープレーとか攻めとかでそれだけに集中して
やってたんですけど…今年からキルプレーも出てるんで、すごい疲
れるときに攻めとかもあるんで…そういうのに慣れてかなきゃ、そ
ういうなかでも点数取んなきゃ駄目なんで、はい」
―それでも点数取れたら、本当に本物だと思います
「そうですね、はい。それが課題です」
キルプレーをこなしながらもゴールを決める。攻守両方での活躍
が、今季の内山には求められている。
★クレインズGK・二瓶次郎
「接戦で、いい試合だった」次郎は満足げだった。取材中、コク
ドの2得点を決めた藤田が、次郎に握手を求めていった。
―コクド対クレインズの試合は、いつも接戦になるように思います
「そうだね。エキサイティングだ。僕等はコクドを追っている。い
つでもコクドに勝ちたい。彼等はチャンピオンで、真の競争者だ」
―引き分けという結果についてはどうですか
「まずまずというところかな。観客にとってもエキサイティングな
試合だったと思うよ」
―ご自分のプレーについては
「今のところ、とても満足しているよ。2ゴールされたことに関し
ては、いつだってゴールを防ぐために何か出来たとは思うけど…で
も幸せな気持ちだよ。僕は更に熱心に仕事をしていくつもりだから、
もっともっと良くなっていくはずだ」
ホームヘ