〈2005・9・24 アジアリーグアイスホッケー オープニングゲームズ
《サントリー東伏見アイスアリーナ》 〉
13:00〜 コクド3―王子製紙1
★コクドFW・内山朋彦
「初戦にしてはタフな試合」第3ピリオド12分過ぎ、スティック
が当たった顔を腫らした内山はそう言った。顔は「めっちゃ痛いで
す」。
キルプレーの場面で多く出場、第1ピリオドの2つ目のシフトで
はブルーライン近くで身体でパックを止めるプレーも見せた。「キ
ル(プレー)、まあまあ良かった」プレシーズンマッチでもキルプ
レーでの出場は多かったという。
「個人的にはそんな悪くなかったです」痛い思いはしたが、シー
ズンの滑り出しはまずまずというところか。
16:30〜 日本製紙クインズ5―日光神戸アイスバックス0
★日本製紙クインズFW・西脇雅仁
早稲田大学時代も活躍した東伏見のリンクで、ルーキーはいきなり
先制点を決め、鮮烈なデビューを果たした。自身のアジアリーグでの
初得点は、クレインズの今季初得点ともなった。
「東伏見、最高ですね。大好きです」「後輩たちも応援に来てくれて
たんで、今日は絶対決めたいって思ってました」
仕事としてホッケーに取り組むクレインズの選手のなかで、最初は
戸惑ったが、自身も選手という立場を自覚してプレーしているという。
今季の目標を「一試合一点取ることと、チームが優勝することと、
その両方」と語った。期待の新人は、クレインズに悲願の優勝をもた
らす原動力となれるだろうか。
★日本製紙クインズGK・二瓶次郎
「僕たちはとても堅実に、大変良くプレーした。僕は嬉しいよ」
シーズン初戦を完封で勝ち、満足そうな表情を見せる。
「まだシーズンは始まったばかりだけど、僕たちはいいコミュニ
ケーションをとって、チームのなかにいい雰囲気を保てているよう
に見える。僕は、このチームが今季とても強くなれると信じている
よ」
「僕たちは勝利に飢えている」と言う次郎に、今季を通してどの
ようにプレーしたいかを聞いた。
「情熱を持ってプレーしたい。僕に出来る最高のホッケーをしたい。
それから、チームの勝利に貢献したいね。今季は自分自身に期待し
ている」
頬の肉が削げ落ち、精悍さを増したように見える。
「とてもいい体調でこのシーズンに入った。ハードにトレーニング
してきたよ。僕たちは優勝を欲しているから、ハードに働かなくちゃ
いけないんだ」
次郎の身体中から、今季に賭ける強い思いが迸るようである。
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