プレーオフファイナル第2戦

〈2002・3・21  西武鉄道-コクド

《サントリー東伏見アイスアリーナ》〉 

1

2

3

延長

TOTAL

西武

1

1

0

2

SHOOT

11

13

5

29

コクド

2

2

2

6

SHOOT

11

7

10

28
    GK 西武  39菊地      コクド 1岩崎          <得点経過> 1P. 10:17 コクド 16坂井(アシスト 41二瓶 30八幡) 1P. 13:32 西武 12薮野(アシスト 18石岡) 1P. 13:50 コクド 75ユール(アシスト 30八幡 41二瓶) 2P. 15:50 コクド 75ユール(アシスト 41二瓶 9片山) 2P. 17:03 西武 12薮野(アシスト 14小野 18石岡) 2P. 19:05 コクド 18鈴木(アシスト 16坂井 5宮内) 3P. 14:29 コクド 71桑原(アシスト 11川口 18鈴木) 〈パワープレーゴール〉 3P. 14:57 コクド 16坂井(アシスト 34坂田)                                                        ※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
              
             コクドのFW・坂井が先制ゴールを決めるまで、第1ピリオド前
            半10分は、本当に長かった。
             コクドの前日のファイナル第1戦は、3-1から大量7失点を喫
            す屈辱的な逆転負け。なかでも、第3ピリオド6:50、コクドの5対
            3のパワープレーで、西武FW樺山に決められたショートハンドゴ
            ールは、セミファイナルでの2回の延長戦で消耗しているはずのコ
            クドを沈めてしまうのではないかと思われるほど、無残だった。
             しかし、レギュラーシーズンでどん底を見たディフェンディング
            チャンピオンには、以前にはなかった精神的な強さが備わったよう
            だ。西武の同点ゴールの18秒後、勝ち越しゴールを決めたFWユー
            ルは、ハードな西武DFのマークに苦しみながらも、第2ピリオド
            15:50にも得点。第2ピリオドには、2回5対3のキルプレーがあ
            ったが、コクドはどちらも守り切る。3-2と一点差に詰め寄られ
            た第2ピリオドの終盤に決まったFW鈴木のゴールは、美しかった。
             そしてこの日の勝利は、GK岩崎の好守なしにはあり得ない。コ
            クドの守護神としての誇りを深く傷つけられたであろう前日の惨敗
            から、信じられないような立ち直りを見せた。
             一勝一敗。ファイナルの舞台は新横浜に移る。
          

            ★ 内山朋彦
             セミファイナルで負ったという目の下の赤い傷が、日本製紙クレ
            インズとの激戦をうかがわせるが、内山の動きには疲れは見えない。
            前日の第一戦については「みんな動き悪かったです」と言うが、「で
            も今日はそんな…」―今日はすごく良かったですね?「はい」
            ―昨日の負けはかなりショックだったと思いますが、どうやって気
            持ちを立て直しましたか
            「逆に良かったと思う。まあ、昨日ああいう負け方したんで、逆に
            今日気合い入ったんじゃないすか」
            西武のDFにかなり激しく当たられる場面もあったが、「昨日より
            はやりすかったです」。
             スティックで氷を叩いてパックを呼ぶ場面もあり、ゴールを欲す
            る気持ちの強さが見えた。得点することは出来なかったが、「でも、
            勝ったんで、はい」。
             ―是非新横浜で二連勝して、優勝したいですね
            「はい、(そう)なるように頑張ります」
            二度目の優勝に向かう内山は、一年前より落ち着いて見える。
            
           
            
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