〈2002・12・7 コクド-西武鉄道
《新横浜プリンスホテルスケートセンター》〉
西武鉄道4―コクド3
★コクドGK・二瓶次郎
―接戦でしたので、残念な負けですね
「負けたあとにいい気持ちになることはない。でも、特に今日は…
チームが良くなってきて、僕らにとってチャンスが出来たと思った
のに、それを逃してしまった。だから、これは悪い負けだね」
敗戦の責任を強く感じている様子の次郎は、「今日のコクドの敗
因は」という問いに、考え込んだ。
「…言葉にするのが難しいけど…でも、もしいつもの自分のレベル
で僕がプレーしていれば、きっと勝っていただろうと言いたい。何
故なら、今日の試合には3点で十分だったと思うから」
「でも、同時に、僕たちはいい連勝をしてきたのも確かだ。時には
負けるものだけど、それが今日だったということだね」
チームの浮上に重要な役割を果たしてきた次郎は、しかしひとつ
の敗北に自分を責めている。
★コクドFW・内山朋彦
11月9日の負傷以来、力を発揮出来ずにいた内山が、ようやく欲
していた“結果”を出した。
第1ピリオドは1シフトのみの出場だった内山の2シフト目は、
第2ピリオド9分52秒から始まった。氷に降りてからわずか4秒、
西武ゴール前に上手く入り込み、菊池のパスに合わせる。1点差に
追いつく、コクド2点目のゴールだった。
チームの勝利に結びつかなかったのが惜しまれるが、久々の得点
に試合後の表情も明るい。「今日、結構良かったと思います」
「(足は)大丈夫です」「集中してました」
試合開始時は第4セットでスタートしたが、得点後には第3セッ
トに入り、滞氷時間も増えた。
―これからは滞氷時間も増えてくると思いますけど
「そうですね、まあ、頑張ります」
この得点が、怪我からの完全復帰の狼煙となるか。
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