〈2001・12・30 日光アイスバックス-コクド
《日光霧降アイスアリーナ》〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
バックス |
0 |
2 |
0 | |
2 |
SHOOT |
5 |
12 |
11 | |
28 |
コクド |
2 |
3 |
1 | |
6 |
SHOOT |
10 |
12 |
11 | |
33 |
GK バックス 61春名
コクド 1岩崎
<得点経過>
1P. 6:36 コクド 75ユール(アシスト 12内山 30八幡)
1P. 16:30 コクド 71桑原(アシスト 34坂田 18鈴木)
2P. 3:04 コクド 30八幡(アシスト 7中島谷 9片山)
〈パワープレーゴール〉
2P. 8:36 バックス 9ミワ(アシスト 41榛澤 93コフマン)
〈パワープレーゴール〉
2P. 11:38 コクド 75ユール(アシスト 30八幡 5宮内)
2P. 15:14 バックス 51高橋(アシスト 31内山)
2P. 15:47 コクド 75ユール(アシスト 16坂井 30八幡)
〈パワープレーゴール〉
3P. 00:13 コクド 71桑原(アシスト 39三浦 34坂田)
3スターズ
《1st 30 八幡(コクド)
2nd 75 ユール(コクド)
3rd 51 高橋(朋)(バックス)》
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
リーグ序盤、今までにないような苦しみを経験したディフェンデ
ィングチャンピオン・コクドが、強さを取り戻して前半を折り返し
た。
今季、苦手にしている印象が強い日光アイスバックスに、敵地で
の連勝を期して臨んだ今年最後の試合、先制したのは昨季MVPの
ユールだった。第1ピリオド序盤の先制点に続いて、終盤には第1
セットの連携から、前日の1stスターで波に乗る桑原が、ゴール前
で合わせて2点差とする。
第2ピリオド3:04には、パワープレーのチャンスをきっちりと生
かし、コクドの八幡がゴール。その後、バックスにも、ゴール前の
混戦からのパワープレーゴールが生まれるが、ほぼ3分後、コクド
は鮮やかに4点目を奪う。八幡からの長い縦パスを受けたユールが、
ブレイクアウェイから彼にしか出来ない決め方で、再び3点差とし
た。
第2ピリオド後半のバックスの2点目で、霧降アリーナは再び総
立ちとなったが、コクドはほぼ30秒後に、数少ないパワープレーを
きっちりと生かして5点目を挙げる。第3ピリオド開始から13秒で
決まった、遠くから日光のゴールネット中央へ突き刺さった、桑原
ならではのスラップショットによる6点目は、コクドの復調を確信
させるものだった。
1ゴール3アシスト、6点のうち4点にからむ大車輪の活躍を見
せたコクドの八幡は、しかし「僕は、昨日のほうが今日より良かっ
たと思う」と言った。ポイントにかかわらず、この日光二連戦は好
調だったということか。
―何故、今日と昨日は良いプレーが出来たのでしょう
わかりませんけど…残念なことですが、プレーヤーには時々スラン
プがありますよね。今はいい感じなんですよ
―コクドは、スランプから脱出したと思いますか
僕はそうだと思いたいです。チームのみんなもそう願っていますし
コクドの綺羅星のようなタレントが、年末の日光でようやく輝き
を取り戻した。
★ 内山朋彦
長野のクレインズ戦(12/22)で、結果として同点ゴールとなる4
点目を決めて選ばれた、初の1stスターについては「あれは僕じゃ
なかったんですけど」と言うが、前日に続きこの日も1アシスト。
第1ピリオド6分過ぎ、日光ゴール近くで倒れていた内山は、立ち
上がってパックをキープ、ゴール裏に回ってユールにパスを出し、
先制ゴールにつなげる。八幡―内山―ユールとつながって生まれた
この得点は、第2セットの連携の成果で、内山が「結構セット的に
いい感じだったんで」というのもうなずける。第3ピリオドには、
シュートがポストを叩くシーンもあり、ゴールへの自信が溢れるプ
レーとなってきた。
この日、試合前の練習から、足を気にする仕草が見られた。「ち
ょっと膝調子悪いです」。しかし、「プレーにはあんまり影響ない
です」という言葉通り、武器であるスピードは変わらなかった。
調子を上げるコクドの第2セットで、八幡・ユールというスター
と組む内山にとって、来年は更に成長するチャンスとなるだろう。
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