〈2001・12・1 西武鉄道-コクド
《サントリー東伏見アイスアリーナ》 〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
西武 |
0 |
0 |
2 |
0 |
2 |
SHOOT |
14 |
13 |
13 |
2 |
42 |
コクド |
1 |
1 |
0 |
1 |
3 |
SHOOT |
9 |
6 |
4 |
1 |
20 |
GK 西 武 39菊地
コクド 1岩崎
<得点経過>
1P. 6:32 コクド 18鈴木(アシスト 34坂田 7中島谷)
<パワープレーゴール>
2P. 5:02 コクド 71桑原(アシスト 34坂田)
<ショートハンドゴール>
3P. 6:41 西武 77ブライト(アシスト 28大川 22小林)
3P. 17:47 西武 51山崎(アシスト 77ブライト)
OT. 2:35 コクド 75ユール(アシスト 41二瓶)
3スターズ
《1st 75ユール(コクド)
2nd 7中島谷(コクド)
3rd 71桑原(コクド)》
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
白い氷の飛沫が飛んだ。
試合が終わった瞬間、岩崎が氷にスティックを叩きつける仕草は
3日前(11/28・対クレインズ戦)と同じだったが、この日のウィ
ニングゴールはコクドのものだった。連敗を8で止めるゴールは、
今季は試合に出られないことも多く、苦しんでいた昨季MVP、ユ
ール・クリスが決めた。ユールの周りに、コクドの選手の歓喜の塊
が出来る。
コクドの先制点は、パワープレーゴールだった。最初のパワープ
レーのチャンスをきっちりと生かした鈴木のゴールで、コクドは勢
いづく。ひとつ前の試合である11/28・対クレインズ戦は延長負けだ
ったが、試合内容は確実に良くなっていた。この第1ピリオド、G
K岩崎の好セーブもあって、コクドはようやく前王者らしさを見せ
る。
第2ピリオド、コクドの桑原が個人技で決めた。キルプレーにも
かかわらず、果敢にゴール前に持ち込んで打ったシュートのリバウ
ンドを、自ら叩く。華麗なショートハンドゴールで、コクドは点差
を2点に広げる。
しかし、西武の反撃が始まる。無得点だった第2ピリオドも、コ
クドの倍のシュートを打って攻めた西武は、クリス・ブライトが底
力を見せた。第3P6:41、岩崎の頭上を抜けるスラップショット。
そして試合終了まで2分を切ろうかという土壇場で、リバウンドを
しつこく打ったブライトのアシストで、同点ゴールが決まる。
コクドが長い長い連敗を抜け出すには、やはりユールの復活が必
要だった。第4セットに入っていたものの、復活の兆しを見せる動
きをしていたユールが、延長ゴールでコクドの長い苦闘を終わらせ
た。ユールは試合後、充実した表情で語った。
―復活への道のりは長かったですか
ええ、長かったです。本当に長かった。だから、今日勝ててとても
嬉しい
―コクドはこの試合から復活するでしょうか
ええ、みんなとても幸せなムードになっています。だから前向きで
い続け、そして勝ちつづけるでしょう。
昨季は知らなかった、一勝の喜び。この一勝は、前王者コクドの
復活ののろしとなるのだろうか。
★ 内山朋彦
11/28・対クレインズ戦では、第3ピリオドに同点ゴールを決めた
が、連敗脱出の勝利とはならなかった。この試合後、良くなってく
るのではないか、との問いに「なんなきゃやばいっすね」と答えて
いる。
この日は、坂井・菊池(あるいは佐曽谷・ユール)との第3セッ
トでプレー。第1ピリオド序盤から、相手のペナルティを誘う。こ
のペナルティは、コクドの先制のパワープレーゴールにつながった。
シュートを打つ場面も多く、いいクリアもあったが、気合いのせ
いかプレーが多少荒く感じられる。
第2ピリオド12:45頃、西武のゴール前で、頭・首にスティック
が当たって倒れた。「クロスチェックされて」。試合後は「大丈夫
です」。
―シュートたくさん打ってましたが、調子は上がってきてますか
いいっす。結構、はい
チームとともに上昇気流に乗りたい。
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