〈2001・10・6 第17回アイスホッケー定期戦

コクド-西武鉄道　

《新横浜プリンスホテルスケートセンター》　〉

 

    
1

    
2

    
3

    
延長

    
TOTAL

    
コクド

    
1

    
0

    
2

    
3

    
SHOOT

    
7

    
13

    
6

    
26

    
西武鉄道

    
2

    
3

    
4

    
9

    
SHOOT

    
11

    
10

    
13

    
34

　ＧＫ　コクド　 44福藤
              　西武　 39菊地　　　

<得点経過>

1Ｐ.　6：54　西武 18石岡（アシスト 3伏見）
 
1Ｐ.　8：29　西武　 28大川（アシスト 7小堀　40藤田）
<パワープレーゴール>  

1Ｐ. 19：32　コクド　18鈴木（アシスト 9片山）

2Ｐ.　5：29　西武　 40藤田（アシスト　33大久保）
<パワープレーゴール>

2Ｐ.　7：07　西武 10豊田（アシスト 18石岡）

2Ｐ.　11：27　西武 14小野（アシスト 22小林（友）7小堀　）

3Ｐ.　9：10　西武 47樺山（アシスト 18石岡）
<パワープレーゴール>

3Ｐ.　11：02　西武 22小林（友）（アシスト 47樺山）
<パワープレーゴール>

3Ｐ.　12：21　コクド 30八幡（アシスト 41二瓶）
<ショートハンドゴール>

3Ｐ.　13：20　西武 22小林（友）（アシスト 51山�ｱ　7小堀）
<パワープレーゴール>

3Ｐ.　16：45　コクド 41二瓶（アシスト 75ユール　30八幡）
<パワープレーゴール>

3Ｐ.　18：20　西武　14小野（ノーアシスト）
<ショートハンドゴール>
　　　　　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。

　　　　　　　　　　　　　新しいシーズンは、もう始まっている。
　　　　　　　　　　　　　昨季の日本リーグの覇者であるコクドは、昨季プレーオフ進出を
　　　　　　　　　　　　逃した西武に、完膚なきまでに叩かれた。
　　　　　　　　　　　　　９月22日のオータムカップでは、日光アイスバックス相手に無失
　　　　　　　　　　　　点、ＰＳ戦でもゴールを許さず、評判通りの上々のデビューを飾っ
　　　　　　　　　　　　たコクドの新人ＧＫ・福藤は、この日は過酷なシュートの嵐にさら
　　　　　　　　　　　　される。
　　　　　　　　　　　　　第１ピリオド6：54の西武の先制ゴールは、新加入のＦＷ・石岡
　　　　　　　　　　　　によるものだった。いい補強をしていることがうかがえる。
　　　　　　　　　　　　　第１ピリオドは、２-０から、終了直前の鈴木のゴールで１点差
　　　　　　　　　　　　にして望みをつないだコクドだが、第２ピリオドで西武の猛攻に遇
　　　　　　　　　　　　う。アタッキングゾーンになかなか持ちこめないコクドに対し、西
　　　　　　　　　　　　武は、自陣ゴール前の堅い守りを見せる。西武がリードを４点に広
　　　　　　　　　　　　げた第２ピリオドで、事実上勝敗は決してしまった。
　　　　　　　　　　　　　第３ピリオド、西武が挙げた４点のうち３点はパワープレーゴー
　　　　　　　　　　　　ル。好機を逃さない攻撃は見事だった。ただ、最後のショートハン
　　　　　　　　　　　　ドゴールは、得点者がペナルティを取られるべき場面の後のもので、
　　　　　　　　　　　　本来なら得点にカウントされるものではないと考える。
　　　　　　　　　　　　　第３ピリオドのコクドは八幡・ユール・二瓶の第２セットでよう
　　　　　　　　　　　　やく２点を返すが、反撃が遅すぎた。
　　　　　　　　　　　　　ゲーム中、若々しい背中にもさすがに疲れが見える福藤のところ
　　　　　　　　　　　　に、コクドの選手が励ましにくる場面が再三見られた。期待の大き
　　　　　　　　　　　　さ故の重圧も心配される福藤について、試合後、コクドのキャプテ
　　　　　　　　　　　　ン中島谷は語った。
　　　　　　　　　　　　「ダメージがないとは思わないけど。彼も若いし、彼だけのミスじ
　　　　　　　　　　　　ゃないし、彼が止めた後の僕らのミスもあったので。そういうとこ
　　　　　　　　　　　　ろも、彼もレベルが高いので、分かってると思うから」
　　　　　　　　　　　　　「負けは負けですからね」中島谷は言う。「それは素直に受け止
　　　　　　　　　　　　めて、個人個人の、プレーじゃなく意識をもっとこれから高めてい
　　　　　　　　　　　　かないと駄目。精神面の強さを見せないと。まだ始まったばかりだ
　　　　　　　　　　　　けど、これから長いシーズンなんで、今のうちから見直してかなき
　　　　　　　　　　　　ゃいけないかなと」
　　　　　　　　　　　　　昨季の覇者も、今季の開幕には挑戦者になる。

　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　★内山朋彦
　　　　　　　　　　　　　９月22日のオータムカップには、３週間前に腸腰筋（股関節とつ
　　　　　　　　　　　　ながる筋肉）を痛めたため出場しなかった内山。「（開幕には）間
　　　　　　　　　　　　に合うと思いますけど」と言っていた。
　　　　　　　　　　　　　この日は、試合前の練習のみ参加。ベンチで試合を見た。
　　　　　　　　　　　　―怪我の治り具合はどうですか　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　「ああ、もうばっちりです」
                        ―今日はでも一応…
　　　　　　　　　　　　「はい、出たかったですけど、メンバーに入りませんでした（笑）」
　　　　　　　　　　　　　４・５月にドイツであった世界選手権に日本代表の一員として参
　　　　　　　　　　　　加、滞氷時間は少なかったが、いい経験になったという。10月15日
　　　　　　　　　　　　から中国で行われる世界選手権の極東予選にも、日本代表の一員と
　　　　　　　　　　　　して参加する方向でいる。「いけます」と頼もしい言葉があった。
　　　　　　　　　　　　―チームは残念な結果でしたけど、見てて課題とかは見えました？
　　　　　　　　　　　　「これからまた立て直してくるんで、大丈夫だと思います」
　　　　　　　　　　　　オータムカップの後には、内山はこう語っている。
　　　　　　　　　　　　―昨シーズン、すごくいい終わり方をしたと思うんですけど
　　　　　　　　　　　　はい、そうですね
　　　　　　　　　　　　―今シーズンは…
　　　　　　　　　　　　初めから、頑張ります。
　　　　　　　　　　　　　気持ちも体も、内山は３年目のシーズンに向けて準備が整いつつ
　　　　　　　　　　　　ある。

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