プレーオフファイナル第2戦
〈2001・4・1 コクド-雪印
《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
コクド |
1 |
4 |
4 | |
9 |
SHOOT |
14 |
11 |
13 | |
38 |
雪印 |
0 |
0 |
1 | |
1 |
SHOOT |
9 |
16 |
5 | |
30 |
GK コクド 1岩崎
雪印 35ラム→30橋本
<得点経過>
1P. 5:18 コクド 16坂井(アシスト 18鈴木)
<パワープレーゴール>
2P. 4:49 コクド 19マリヌッチ(アシスト 71桑原)
<パワープレーゴール>
2P. 10:24 コクド 18鈴木(アシスト 5宮内 19マリヌッチ)
<パワープレーゴール>
2P. 11:02 コクド 75ユール(ノーアシスト)
2P. 16:06 コクド 75ユール(アシスト 37佐々木(雄))
3P. 2:10 コクド 71桑原(ノーアシスト)
<ショートハンドゴール>
3P. 3:44 雪印 42磯部(ノーアシスト)
<パワープレーゴール>
3P. 13:42 コクド 75ユール (アシスト 19マリヌッチ 9片山)
<パワープレーゴール>
3P. 14:23 コクド 12内山(朋) (アシスト 37佐々木(雄))
3P. 19:55 コクド 19マリヌッチ(アシスト 37佐々木(雄))
<パワープレーゴール>
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
このファイナルのコクドは強すぎる。
コクドの圧倒的な攻撃は、坂井のパワープレーゴールで始まった。
第1ピリオド5:18、ゴール前でしつこく打った末の先制点は、いか
にもコクドを支えつづけるベテランらしいゴールだった。コクドに
は珍しく、第1ピリオドから気迫がリンクに漲っている。きれいな
パスがつながっていく。
ファイナルに入ってから、パワープレーで効率良く得点している
印象のあるコクドは、第2ピリオドに入っても2つ立て続けにパワ
ープレーゴールを決める。4:49、マリヌッチが上手く、10:24、
鈴木が倒れながらも美しく決めたゴールで、コクドは3点リード。
なおもコクドの勢いは止まらない。11:02に、角度のないところ
から決めたユールが、更に16:06、コクド5点目となるゴール。こ
の時点で雪印は、今季その堅守で勝ってきた感もある、GKラムを
あきらめた。
交替した雪印のGK橋本は第2ピリオドを無失点で切りぬけるが、
第3ピリオド開始早々、コクドの桑原にショートハンドゴールを決
められる。雪印は、ゲームキャプテン磯部が、3:44にパワープレー
ゴールを決めて粘るが、13:42、コクドのユールがハットトリック
となるパワープレーゴール。7点目の、完全に勝負を決めるゴール
だった。
「いいゲームでしたね。あと一つ勝てばいい。とてもいい感じで
す」試合後のユールは上機嫌だった。
「もう一つの勝ち試合が、木曜日(4/5、第3戦)になればいいで
すね。僕たちは勝ちます。勝利を待ち望んでいるんです」
今のコクドの強さの要因は、どのセットでも得点出来るオフェン
スだけではない。GK岩崎の、そして、プレーオフに入ってから冷
静かつ的確なプレーが光る三浦をはじめとするDF陣の見事なディ
フェンスも、圧倒的な勝利の理由だ。
王座奪還まで、あと一勝。勝負は最後まで分からないが、今のコ
クドには、間違いなく勢いがある。
★ 内山朋彦
「ちょっとインチキゴールでしたけど」
第3ピリオド、コクド8点目となる自らのゴールを、内山はそんな
表現で口にした。「ゴール前流しただけなんですよね」角度がない
ところから決めたゴールは、センタリングのつもりだったようだ。
だが、好調さは本物だ。鈴木との連携も「いいですね」。
―去年のプレーオフよりずっと充実してると思いますけど
「はい、すごいいいです」
―去年出来なかった優勝まであと一勝ですが
「そうです。出来ますよね。大丈夫です」
チームも、自分も上り調子の2年目のファイナル。内山は、自分
自身に確かめるような口調で、初めてのコクドでの優勝の確信を口
にした。
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