プレーオフセミファイナル第3戦
〈2001・3・20 コクド-日本製紙クレインズ
《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
コクド |
1 |
1 |
0 |
1 |
3 |
SHOOT |
14 |
15 |
8 |
6 |
43 |
クレインズ |
1 |
1 |
0 |
0 |
2 |
SHOOT |
11 |
7 |
10 |
1 |
29 |
GK コクド 1岩崎
クレインズ 33ドプソン
<得点経過>
1P. 3:10 コクド 34坂田(アシスト 71桑原 19マリヌッチ)
1P. 16:10 クレインズ 96佐藤(正)(アシスト 10山野 92腰越)
<パワープレーゴール>
2P. 4:44 クレインズ 20ミタニ(アシスト 27石黒 10山野)
2P. 18:03 コクド 12内山(朋) (アシスト 18鈴木 16坂井)
OT. 5:05 コクド 30八幡(アシスト 75ユール 41二瓶)
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
第3戦は、両チームの闘志がぶつかり合う好ゲームとなった。
先制したのはコクド。引き続き好調の第1セット・坂田の、ゲー
ム開始すぐのゴールが決まり、王手をかけたコクドに試合の流れが
いったかに思われた。
しかし、後がないクレインズも攻める。第1ピリオド16:10、パ
ワープレーで、レギュラーリーグで新人賞を獲得したFW山野の、
ゴール裏からの絶妙なアシストでゴールが決まり、このセミファイ
ナルで初めて同点に追いつく。
そして第2ピリオド4:44、クレインズは、FWミタニがゴール前
の混戦から遂に逆転のゴールを決める。
コクドにとってはセミファイナルで初めての追う展開で、第2ピ
リオド18:03、同点ゴールを決めたのは第3セットだった。2-2
である。
第3ピリオド5:00前後には、コクドゴール前でクレインズの猛攻
があったが、結局第3ピリオドには両チームとも無得点、延長に入
る。
延長5:05、クレインズの粘りに苦しんだコクドに、勝利をもたら
したのは、八幡だった。ゴール前に持ちこんで、左右にフェイント
をかけつつ打ったシュートは、ファイナル進出を決めるゴールとな
った。
八幡は試合後、「チーム全体のプレーが素晴らしいです。この感
じでプレーし続けたいですね」とコメントした。
延長戦を制したコクドは、ファイナルへ進む。
★ 内山朋彦
第2ピリオド18:03、貴重な同点ゴールは、記録上内山の得点で
ある。ゴール前に入りこんできた内山は、万歳して喜んでいたが、
試合後「(ゴールしたのは)僕じゃないですけどね」と言った。
「(ゴールは)坂井さん…一応、多分、はい。ぐちゃぐちゃにな
ってたから分からないですけど」
―(内山は)アシストだったんですか
「多分アシストです」
真相はわからないが、一緒のセットにいるとやりやすい、と繰り
返し話していたベテラン坂井のプレーに、内山が助けられている部
分が大きいことは確かだ。
第2ピリオド最初のシフトでは、ゴール前に持ちこむいいプレー
がオフサイドになっていた。
―プレーオフは滞氷時間も長く、いいプレーも多くて、自信がつ
いてきたのではないですか
「そうですね。毎試合毎試合、結構いい感じで調子も上がっていっ
てるんで、いいんじゃないですか」
―その感じでファイナルも
「そうですね、はい」
ファイナルでは、本物のゴールを決められるだろうか。
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