プレイオフセミファイナル第2戦

〈2000・3・12 コクド-王子製紙

《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉

1

2

3

延長

TOTAL

コクド

1

4

1

6

SHOOT

12

16

6

34

王子

1

1

1

3

SHOOT

9

9

6

24
   GK  コクド  1岩崎      王子  55相澤      <得点経過> 1P. 4:13 王子 28磯島(アシスト 3杉沢 24桜井)   1P. 14:15 コクド  30八幡(アシスト 75ユール 39三浦) 2P. 0:49 コクド 30八幡(ノーアシスト)      2P. 5:37 王子 3杉沢(アシスト 24桜井 11クラムスコイ)        <パワープレーゴール> 2P. 6:27 コクド 18鈴木(アシスト 16坂井 9片山) 2P. 11:19 コクド 71桑原(アシスト 19清枝 30八幡) 2P. 11:58 コクド 18鈴木(ノーアシスト) 3P. 18:33 コクド 18鈴木(アシスト 16坂井) <エンプティーネット> 3P. 19:43 王子 21川平(ノーアシスト) <パワープレーゴール>                                                        ※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
             両チームの闘志のぶつかり合いが、荒れた試合へと発展した。
             ゲームは、第1ピリオド1:00頃の、王子の杉沢のいきなりのシ
            ュートから始まった。4点差の完敗といっていい第1戦の雪辱を期
            す王子は、立ち上がりから猛攻を見せる。王子のシュートが次々と
            コクドのGK岩崎を襲い、4:13、桜井、杉沢のアシストで、磯島
            がゴール。第2戦は王子が先制した。
             次第に荒れ始めたゲームのなかで、第1ピリオドも6:00頃から
            はコクドが押し返すが、ゴールがなかなか決まらない。しかし、2
            度目のパワープレーが終わった瞬間の14:15、ゴール右からの八幡
            のスラップショットが決まり、1-1として第1ピリオドを終えた。
             第2ピリオド早々に得点したのもコクドの八幡だった。ゴール前
            の混戦から飛び出した、ゴール右から合わせたゴール。勝ち越しで
            ある。
             しかし、王子もパワープレーをきっちりと生かして、またも桜井
            ・杉沢がからむ同点弾を、5:37に決める。
             このパワープレーの原因となる(故意でないことが明らかな、あ
            る意味では不運な)ペナルティを犯したのは鈴木だった。しかし、
            ここからの鈴木の活躍は素晴らしかった。再びの勝ち越し弾となる
            ゴールを、6:27に決めて自らのペナルティを取り返すと、桑原の
            ゴールをはさんで、11:58には3点差とするゴールも決めた。王子
            のゴール前にコクドの選手が立て続けに殺到し、最終的に鈴木が押
            し込んだこのゴールで、コクドの勢いは止まらなくなったように思
            う。第3ピリオド18:33には、鈴木はエンプティネットゴールまで
            決めた。
             試合終了直前の18:56、コクドのゴール前で起こった小競り合い
            は、大乱闘に発展。コクドは5人、王子は4人がペナルティボック
            スに入った。王子がパワープレーゴールを決めたが、既に残り時間
            は17秒、点差は3点であった。
             力勝負を制したコクド。力ずくで、ファイナル進出に王手をかけ
            た。

            ★ルーキー・内山朋彦
             第2戦は、3セットまわしのローテーションのなかで、第2ピリ
            オドから3セット目(伊賀・二瓶)に入ってプレー。2回しか氷に
            乗れなかった第1戦とは違い、コンスタントにプレー出来た。
             第2ピリオド6:27頃からの1シフト目で、ブルーライン付近か
            ら持ち込んでいいシュートを放った。その後も度々シュートを打ち、
            ゴール裏やボード際での頑張りも目立った。本人も「今日はよかっ
            たと思います」とコメント。
             しかし、ゲーム終了間際、若手の「駒大苫小牧」セット、増子・
            忠村と組んで出たシフトで、乱闘を演じてしまった。(原因は)
            「僕です」と内山本人が語っているように、王子の松浦との間で起
            こった小競り合いから始まった乱闘は、コクドのキルプレー、そし
            て失点へとつながった(既にゲームの大勢は決まっていたが)。
             内山本人も計6分のペナルティをもらってしまった。闘志の扱い
            方は、もう間違えないことだろう。
            
ホームヘ