〈2000・2・20 コクド-日本製紙クレインズ
《新横浜プリンスホテルスケートセンター》 〉
|
1 |
2 |
3 |
延長 |
TOTAL |
コクド |
0 |
2 |
3 | |
5 |
SHOOT |
9 |
14 |
21 | |
44 |
クレインズ |
1 |
2 |
0 | |
3 |
SHOOT |
4 |
8 |
6 | |
18 |
GK コクド 1岩崎
クレインズ 33ドプソン
<得点経過>
1P.19:25 クレインズ 15コンロイ(アシスト 24飯塚、22小林)
<パワープレーゴール>
2P. 4:38 クレインズ 24飯塚(アシスト 44村岡)
2P. 8:09 クレインズ 92腰越(アシスト 7ディック)
<パワープレーゴール>
2P. 13:50 コクド 44タッカー(ノーアシスト)
<パワープレーゴール>
2P. 18:31 コクド 77フォスター(アシスト 44タッカー)
3P. 4:42 コクド 13佐々木(ノーアシスト)
3P. 18:08 コクド 16坂井(アシスト 18鈴木)
3P. 19:25 コクド 41二瓶
<エンプティネット>
ゲームベストプレイヤー コクド 坂井
※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
ペナルティの多さ、怪我による主力の離脱。決して良くはない状
態のなかで、コクドは先行された試合を力ずくでひっくり返した。
昨季のプレーオフでの苦戦も記憶に新しい対クレインズ戦は、コ
クドにとってはやりにくい試合なのかもしれない。復帰したGK岩
崎は好調に見えたが、第2ピリオド中盤までにクレインズは3点を
先行した。そのうち2点はパワープレーによる得点で、コクドのペ
ナルティは高くついたことになる。
だが、試合の後半からコクドの追い上げが始まった。反撃の口火
を切ってタッカーがゴール、更にタッカーのアシストでフォスター
が2点目を挙げる。
第3ピリオド、佐々木が貴重な同点ゴールを決める。更に、試合
終了まで2分を切った18:08、鈴木の素晴らしいパックのキープか
ら出たパスを、坂井が正面からゴールに叩きこんだ。好機に強い坂
井らしい、価値の高いゴールだった。
そして、試合を通して攻守に活躍、好調に見えていたコクドの二
瓶が、駄目押しのエンプティネットゴールを決めた。ゴール左から、
倒れながら打ったパックが、まっすぐ無人のゴールに突き刺さった。
コクドは最高の状態とはいえなかったが、どんなかたちにしろ勝
利をもぎとる強さは感じられた。また、この日は八幡・伊賀を欠き、
第3ピリオド中盤にはタッカーも負傷のためベンチを離れたが、増
子・忠村・佐曽谷等、若手がその穴を埋める頼もしい活躍を見せた。
特に増子のゴール前での動きは目をひいた。また、佐々木のゴール
にも大きな意味があると思う。
層の厚いコクドの若い戦力の活躍が、残り少ないリーグ戦の試合
を面白くするかもしれない。
★ルーキー・内山朋彦
「まだ1年目なんで、監督に言われたことちゃんとやるだけです」
前日の試合で3つとられたペナルティは、結局その意識に原因があ
ったようだ。「どんどんチェック行けって言われてるんで…それや
ってたら、たまたまとられただけなんで」
全日本選手権では優勝を逃して悔しい思いをした。急に代表入り
が決まったソルトレーク五輪1次予選では「世界経験できて勉強に
なりました」という。様々な経験を経たが、再開したリーグ戦にお
いても、新人であるという意識を忘れていない。
全日本選手権の予選から意識している「チェック」という課題に、
内山は取り組み続ける。
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