〈2000・11・19  日光バックス-コクド

《日光霧降アイスアリーナ》〉 

1

2

3

延長

TOTAL

コクド

0

0

0

0

SHOOT

6

10

9

25

バックス

1

1

2

4

SHOOT

10

5

8

23
     GK  コクド    1岩崎      バックス  61春名      <得点経過> 1P. 10:21 バックス 74藤澤(アシスト 9ミワ 93コフマン) 〈パワープレーゴール〉  2P. 19:30 バックス 74藤澤(アシスト 93コフマン 31高橋(哲)) 3P. 18:11 バックス 51高橋(朋)(アシスト 9ミワ) 〈エンプティネットゴール〉 3P. 18:58 バックス 93コフマン(アシスト 31高橋(哲)) 〈エンプティネットゴール〉 ゲームベストプレイヤー バックス 藤澤                                                        ※記録で間違い等ありましたら、ご指摘頂ければ幸いです。
              
             選手層が厚いとされるコクドの、意外な弱さが見えた。
             コクドは、攻守の要である八幡・フォスターの穴をカバーして勝
            ってきた。しかし、中島谷・三浦というDFの主力をも失ったこの
            日光二日目の試合では、弱々しくすら見えた。
             前日も動きは良かったバックスは、第1ピリオドの最初のパワー
            プレーを見事に生かした。先制のゴールを決めた藤澤は、第2ピリ
            オド終了直前にも、コクドのゴール真正面からネット中央へ2点目
            となるゴールを叩きこむ。GK春名の好調ぶりも光った。
             対するコクドは、第2ピリオド11:24からのキルプレーで、桑原
            がバックスゴール前に持ちこみ、あわやショートハンドゴールとい
            う場面ぐらいしか、決定的な攻撃は印象にない。
             2-0でむかえた第3ピリオド17:07、コクドはタイムアウトを取
            る。GK岩崎を上げ、6人攻撃で点を取りにいくが、バックスがコ
            クドゴール前へ持ちこむ。コクドのDF川口がゴールに入って必死
            に守るが、決定的な3点目がコクドゴールに突き刺さった。
             コクドの焦りは、18:48頃のバックスゴール前の乱闘となって現
            れる。
             さらにしかけたコクドの6人攻撃は、再度のバックスのエンプティ                                             ピリオド、コクドに得点を許さない。
            ネットゴールにつながった。4-0の完敗だった。
             試合終了後、バックスの選手たちは輪になって、日光のファンに向
            かって深々と頭を下げた。後から新聞記事で知ったことだが、このホ
            ームでの対コクド二連戦の前に、今季限りの日光アイスバックスの廃
            部が日光の選手たちに通達されたという。コクドの開幕戦で雪印にも
            感じた、逆境に立ち向かう思いの強さが、ここでもバックスを後押し
            した。
             コクドとしては不本意な試合のなかで、光ったのはルーキーのDF
            山口だった。試合を通して冷静かつ的確な守りを見せ、時には攻めこ
            んで遠くからでも果敢にシュートを打った。層が厚いコクドのDF陣
            にあって、少ない出場機会を生かすのは至難の技だが、この日の山口
            は淡々とそれをやってのけた。
             チームの危機は、若手の好機。そう考える図太さも、必要なのかも
            しれない。
 
            ★ 内山朋彦
             第1ピリオドから氷に乗ったが、第2ピリオドは出場機会はなか
            った。第3ピリオドでは、14:55からのキルプレーも含めてまた氷
            に乗る。増子・佐々木、または菊池とのセット。
             今日は残念でしたけど、なんで負けたと思いますか、と聞くと、
            少し困ったような顔をした。「えー…よく分かんないです」。自分
            の調子はいい、という。
             この完敗も経験としてほしい。
ホームヘ